BONDS10大ニュース発表 その1
@KSCでの迷二塁手の4連続?エラーで,敗戦濃厚な試合展開を奇跡の逆転勝ち!!
もうすっかりと秋となり、ナイターの時間帯にはやや肌寒くなる10月19日の夜。
この試合はKSC Trial TournamentのCブロック決勝戦ということで、 昨年の覇者でこの大会の連覇を目指す我がBONDSにとって この試合は絶対に落とせない大事な試合であった。

相手は、この試合が初対戦となるMBA。我々にとっては未知のチームである。
そして、試合が始まった。

試合前までは明るくて、笑い声ももれ聞こえていたMBAのムードは、試合が始まると一変した。
試合に出ている9人だけではなく、ベンチに座って・・・、 いやベンチに座らずにベンチ前で立ち上がっているメンバーが、 腹の底から声を出し、チームのムードを持ち上げている。
「どうしても勝ちたい」 そんな凄まじい気迫がヒシヒシと伝わってきた・・・・。

そんなMBAの雰囲気に、我がBONDSは 「いいチームだ・・・。だからこそ、負けたくない。」 と誰もがそう思ったに違いない。
我がBONDSもそんなMBAの気迫につられて、声を出し、気迫を前に出して、 チームのムードが一気に高まる。
試合のボルテージは開始直後から一気に最高潮に達した。

試合は2回裏にBONDSが1点を先制するものの、すぐさま3回表にMBAに2点を取り返される。
まさに一進一退の攻防であった。
そして、BONDSが1点ビハインドで迎えた4回表のMBAの攻撃。
ここで事件が起こった・・・・・。


迎えた先頭打者は5番バッター。どうしても先頭打者を出したくない市川投手は、 気迫でこのバッターを抑えにかかる。
そして、放たれた打球はセカンドゴロ
よし、先頭を打ち取った!!
市川投手も、他の野手も、みんながそう思ったに違いない。
しかしその次の瞬間、
うわぁぁぁ!!
なんと何でもないと思われたセカンドゴロを、その日セカンドを守った小林選手がエ ラーをしてしまう・・・。

「ドンマイ、ドンマイ」 高まったそのムードや気持ちが切れないよう、周りの野手が小林選手に声をかける。

野球において、エラーとはそう珍しいことではない。むしろ草野球において、 それは当たり前のように起きるものである。
大切なのは、むしろそのエラーの後である。 エラーの後の嫌なムードをいかにして断ち切るか、これが重要なのだ。
逆に、これが出来なければ、試合の流れは一気に相手チームに傾いてしまう。
そのことは、ベテラン市川投手も十分に意識していた。
「ここは打ちとらなければ・・・」

そして次の打者が放った打球は、またしてもセカンドゴロ
「よし、今度こそ大丈夫だ!!ゲッツーだ!!」
市川投手も、他の野手もみんながそう思った。しかしその次の瞬間!!
ええぇぇっっっ!?
なんとセカンドの小林選手は、またしてもこの打球を処理できない・・・。

「どうしたんだ・・・・」
チームのムードが一変する。この大事な試合において、まさかの2連続エラー。 簡単に2アウトとなるはずが、逆にノーアウト
1、2塁。もう1点もやれないBONDSにとっては、まさに大ピンチである。

ベンチの池田監督にも迷いが生じる
「大丈夫か?代えるべきか?」

それでも相手チームに持って行かれそうな流れをなんとかつなぎとめようと、 他の野手もベンチも必死に声を出して盛り上げる。
「気にするな!!次、次!!」


野球では、このような場面を迎えた投手が、 頭に血が上って大崩れしてしまうということをよく目にする。
しかしマウンド上はベテラン市川投手。 これまでにもこのような場面は何度も経験をしてきている。
ましてや大事なこの1戦のマウンドを託された以上、 こんなところでキレるわけにはいかない。

これまでになく必死で粘る市川投手が気迫を込めて投じた1球を、 次の打者が弾き返す!なんとまたしてもセカンドゴロ!!
「ああ、ヤバいっ!!」
「いや、こんどこそ!!」
ベンチの、野手の、みんなの思いが交錯する。
その瞬間、セカンドを守る小林選手の足が1歩、また1歩と後退する・・・・。
「ええっ、なんで??マジで??」
完全にへっぴり腰となった小林選手は、向かってくるゴロに対して何も出来ない。
そしてごくごく普通のセカンドゴロが、 何事もなかったかのように、無抵抗な小林選手の横をすり抜ける・・・・。
「あぁぁ、マジかよ・・・・・・」

3度目の何でもないセカンドゴロに対して、 小林選手は内野手としてはありえない動きを見せ、 そしてそのまま後逸してしまった・・・・。


なんでもないセカンドゴロに対し、後ずさりをしながら手も足も出ず、 そのまま崩れ行く小林選手。
どうしても負けられない大事な一戦で見せた、その信じられない光景は、 我々の目に焼きついて今でも離れない。

そして我々はきっと、その光景を一生忘れない・・・・


[Tokyo,2003/12/22 = 青島・F・けんた]
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